不動産投資家の4割が失敗の経験

健美家(株)は9日、不動産投資情報サイト「健美家」の登録会員を対象に実施した「不動産投資に関する意識調査」結果を発表した。

 不動産投資で失敗したことがあるか聞いたところ、40.7%が「失敗あり」と回答。その理由として、「空室が埋まらなかった」(36.6%)、「修繕費や維持費の出費がかかりすぎた」(31.1%)、「相場より高く買ってしまった」(29.9%)が上位に挙がった。

 現在の不動産投資市場については、「売り時」が54.8%を占め、「買い時」は11.6%にとどまった。「売り時」の理由は、「価格の高騰」(85.2%)、「投資家の増加による需要増」(56.8%)、「低金利で融資が付きやすい」(48.4%)など。一方、「買い時」の理由は、「低金利だから」が64.2%でトップ。

 2016年9月以降に物件を購入したかという問いには、「購入した」が42.8%となり、前年同期比では6.7ポイント減少。その理由については、「希望する条件に合わなかった」(41.0%)、「価格面で折り合いがつかなかった」(37.5%)などが上位となった。

 また、現在、収益物件を保有している人の割合は87.9%。保有している物件の管理については、65.7%が「管理会社に依頼している」と回答した。その理由は、「入居者の管理が面倒だから」(64.8%)、「時間がないから」(51.5%)、「建物の管理が面倒だから」(36.7%)など。

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