6月の建設工事出来高、微増の3兆7,863億円

国土交通省は17日、2016年6月分の「建設総合統計」を発表した。建築着工統計調査と建設工事受注動態調査から得られる工事費額を、着工ベースの全額として捉え、過去の調査で得られた工事の進捗率を適用し、月次の建設工事出来高として推計したもの。

 同月の出来高総計は、3兆7,863億円(前年同月比1.6%増)となった。

 民間総計は2兆3,836億円(同4.9%増)。内訳は、建築が1兆9,543億円(同5.5%増)で、そのうち居住用が1兆2,484億円(同7.3%増)、非居住用が7,059億円(同2.3%増)。土木は4,293億円(同2.3%増)だった。

 公共総計は1兆4,027億円(同3.6%減)。内訳は、建築が2,659億円(同10.6%減)で、そのうち居住用が589億円(同6.2%減)、非居住用が2,070億円(同11.8%減)。土木は1兆1,368億円(同1.7%減)。

 地域別では、北海道2,015億円(同7.6%増)、東北4,923億円(同4.4%減)、関東1兆3,375億円(同4.2%増)、北陸1,809億円(同1.3%減)、中部4,276億円(同2.4%増)、近畿4,854億円(同0.3%減)、中国1,838億円(同1.5%増)、四国1,063億円(同4.9%増)、九州・沖縄3,709億円(同0.2%減)となった。

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