住宅の不動産価格指数、マンション40ヵ月連続のプラスに

国土交通省は28日、2016年6月分の「不動産価格指数(住宅)」および「不動産取引件数・面積(住宅)」を公表した。不動産価格指数は、10年の平均を100として算出している。

 6月の住宅総合指数は107.7(前年同月比3.8%上昇)となった。住宅地は98.2(同1.5%上昇)、戸建住宅は100.6(同1.5%上昇)。マンション(区分所有)は130.1(同8.6%上昇)と、40ヵ月連続のプラスとなった。

 都市圏別の指数は、南関東圏の住宅総合が109.3(同4.1%上昇)、住宅地が98.1(同3.2%下落)、戸建住宅が101.0(同3.6%上昇)、マンションが126.7(同8.1%上昇)。名古屋圏の住宅総合が102.6(同4.7%上昇)、住宅地が97.2(同6.5%上昇)、戸建住宅が99.4(同3.6%上昇)、マンションが127.2(同5.8%上昇)。京阪神圏の住宅総合が105.9(同4.2%上昇)、住宅地が102.6(同8.9%上昇)、戸建住宅が94.1(同2.6%下落)、マンションが130.1(同10.3%上昇)となった。

 東京都の住宅総合は115.6(同4.9%上昇)、住宅地が103.6(同1.2%下落)、戸建住宅が106.2(同4.5%上昇)、マンションが129.6(同7.4%上昇)だった。

 住宅用不動産取引件数は、全国の戸建住宅が1万5,303件(同3.2%上昇)・取引面積380万2,024平方メートル。マンションの取引件数が1万5,011件(同2.4%増)・取引面積81万1,555平方メートル。
 
 併せて16年4~6月分の「不動産価格指数(商業用不動産)」を発表。全国の商業用不動産総合指数は115.5(前年同期比4.3%上昇)となり、15期連続のプラスとなった。

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