(公社)全国賃貸住宅経営者協会連合会(ちんたい協会)は19日、(一財)自由民主会館(東京都千代田区)で総会を開催。各種報告、審議事項などを議決・承認した。
2016年度は、災害時に空き室情報の提供等を通じての被災者支援に注力。住宅確保困難者を対象とした「安心ちんたい検索サイト」を運営し、17年3月27日時点で35万9,356件の空き室情報を掲載した。また、都道府県との災害協定の締結を促進。締結済みは40都道府県となった。「平成28年熊本地震」においては、熊本県との災害協定に基づき、被災者の応急借上げ住宅への入居支援等に協力。17年4月13日時点で、応急借上げ住宅は1万3,621戸の入居が決定した。
17年度は、引き続き「安心ちんたい検索サイト」の運営、ならびに情報拡充に取り組む。住宅確保要配慮者等の入居促進ガイドブック、および事例集の周知活動も推進。新たな住宅セーフティネット制度や民泊サービス等、賃貸住宅に係る国の施策を促進するための周知活動も行なう。また、高齢者や生活保護受給者等の住まい探しの相談に対して空き室情報を提供し、住宅確保要配慮者の住まいの安定化を図っていく。