マンション用地仕入れで取引事故

積水ハウス(株)は2日、分譲マンション用地として購入した土地取引において、所有権移転登記を受けることができない事故が発生したと発表した。

 同社の契約相手先が所有者から約2,000平方メートルの土地を購入後、直ちに同社へ転売する形式で売買を実施。購入代金の決済日に所有者から契約相手先を経て同社へ所有権を移転する登記申請を行なったところ、所有者側が提出した書類に真正でないものが含まれていたことから、登記申請が却下されたという。

 購入代金70億円のうち63億円を支払い済みだが、現在所有者とは連絡がとれない状況。同社は何らかの犯罪に巻き込まれた可能性が高いと判断し、顧問弁護士によるチーム体制を整え、捜査機関に対して被害の申し入れを実施した。

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