不動産総合情報サービスのアットホーム(株)は23日、同社ネットワークにおける、2017年上半期(1~6月)の首都圏「新築戸建分譲住宅」の価格動向を発表した。対象は、登録物件5万7,382件、成約物件1万1,385件。
17年上半期の新築戸建登録価格の首都圏平均は、1戸当たり3,454万円(前期比0.5%上昇)、前年同期比も0.5%の上昇となった。
成約価格の首都圏平均は、1戸当たり3,436万円(同0.3%上昇)で4期連続のプラス、前年同期比は1.6%の上昇。エリア別にみると、これまで3期連続全エリアで上昇していたが、今期は東京23区が4,830万円(同2.2%下落)と7期ぶりのマイナスになるなど、3エリアで下落。登録価格と成約価格の乖離が全エリアで拡大している。
成約物件を価格帯別にみると、最も多いのは3,000万円台の物件、僅差で2,000万円台が続いた。一部で低価格志向がみられたほか、4エリアで最多価格帯の割合が低下し、ユーザーニーズの分散が目立つという結果に。