(株)不動産経済研究所は22日、2017年(1~12月)の「近畿圏マンション市場動向」を発表した。
同年の近畿圏のマンションの新規発売戸数は、1万9,560戸(前年比4.7%増)。地域別では、大阪市部9,482戸(同15.4%増)、大阪府下3,615戸(同6.2%増)、神戸市部1,747戸(同11.5%減)、兵庫県下1,917戸(同11.5%減)、京都市部1,220戸(同11.8%減)、京都府下249戸(同51.1%減)、奈良県153戸(同64.0%減)、滋賀県937戸(同147.2%増)、和歌山県240戸(同10.1%増)となった。
1戸当たりの平均価格は3,836万円(同2.1%低下)、1平方メートル当たりの単価は63万円(同2.3%上昇)。月間契約率(平均)は76.1%(4.2ポイント上昇)だった。翌年繰越の販売在庫戸数は2,539戸(同243戸減)と3年ぶりの減少となった。
17年12月の近畿圏マンション発売戸数は2,259戸(前年同月比14.4%増)。月間契約率は74.9%(同5.7ポイント上昇)。1戸当たりの価格は3,913万円(同9.4%下落)、1平方メートル単価は66万2,000円(同8.0%上昇)となった。
即日完売物件は186戸。12月末時点の販売在庫は2,539戸となり、前月末に比べて189戸増加した。